立山登山1日目

6年生最大の行事、立山登山の第1日目。
高度順応を十分に行うため、この日は、弥陀ヶ原や室堂をゆっくりと活動します。立山駅で、ガイドさんと合流し、美女平へ。
体力つくりノート「みんなでチャレンジ3015」は、日常の体力つくりを立山登山に見立ててポイントを設定していますが、前沢小学校では、それぞれのポイントで写真撮影を行っています。
最初は、美女平で大きな立山杉を観察。巨木には、いろいろ名前が付いていて、これは出迎え杉。案外、ここは通過することが多いので、見たことのある子は少ないようです。

続いて、訪ねたのは、大観台。称名滝を見る場所として、滝見台が有名ですが、大観台は、滝を最も間近に見ることのできるポイント。阿弥陀様や大日如来に見立てられる1段目、2段目がよく見えます。バス停のない場所なので、ここから滝を見た人はあまりいないはずです。

続いて、弥陀ヶ原。いよいよトレッキングの始まりです。
標高2000mに近づき体調に注意しながらラムサール条約に登録された高原の木道を歩きます。ワタスゲが満開です。

木道を周回して、立山カルデラ展望台に向かいます。立山火山の浸食カルデラを一望できるポイントです。
1日目の行程には、木道や石畳、岩場、雪渓、階段などを意図的にちりばめて、山道に慣れるようにも仕組んでいます。

立山カルデラの中の小さく見える重機に驚きです。これがまだ動いているというのですからすごいものですね。
立山荘の前で昼食にしました。昨年、6年生が宿泊した施設です。

ここには自然解説室もあるんですよ。
いよいよ室堂に移動します。

室堂も快晴微風。絶景です。
玉殿の清水で水を補給し、宿舎へ向かいます。

チングルマがまるでシロツメクサのように咲き乱れる高原を歩きます。


立山開山伝説の岩室は、室堂山荘の下にあります。黒部市の子どもたちはちゃんとここを見ておかないと。

何か自然の強さを感じさせる場所ですね。今どきの言い方なら「パワースポット」というんでしょうか。
このあと、エンマ台、ミクリガ池などを見て回り、宿舎に戻りました。夕食後は、黄昏の山を味わいます。今日は、偶然、一ノ越から月が昇るそうで、運良く青白い月に出会えました。

室堂の慰霊碑あたりに移動すると、沈みゆく太陽が輝いています。夕暮れの一瞬、雲が大きな光を放ちました。明日も、いい日になりますように。