クリーン作戦と魚つかみ取り

今日は、恒例のPTAふるさとの大クリーン作戦です。
地元の宮野運動公園の周辺を清掃しました。このあたりは管理が行き届いていてけっこうきれいなんですが、それでも小さなゴミが残っていて、子どもたちは細かいものまで一生懸命に集めていました。夕方から、この間、学校に来てくださった富山サンダーバーズの試合もあるので、ちょっとは恩返しのお手伝いができたのかなとも思っています。

集められたゴミは、宮野滝公園で集められ、そのまま、魚つかみどり大会です。公園内の池は、地元消防団のご尽力で泥もすっかり流されて、用水から流れ込む滝もなかなか壮観です。
前沢は、吉城寺などでは元々水源のあった場所ですし、地名が示すとおり、沢に面している場所もあったのですが、多くは丘陵や高台にあるため、土地はよく肥えていましたが、ずっと以前は水利があまり良くない場所でした。しかし、江戸時代の終わり頃に、十二貫野用水や宮野用水、山田新用水などが開かれ、今では広々とした水田が広がっています。いずれも当時の最先端技術を使って作られた用水で、少しずつ改良などを加えながら、今も黒部川の水で田畑を潤しています。
この宮野滝公園にも、黒部川出平ダムから引水した水が流れ込んでいます。今日は、そこにイワナを放流します。
イワナは養殖が困難で以前は「幻の魚」とまで言われました。現在では養殖技術がよくなってたくさんの魚を育てられるようになりましたが、高水温に弱く、環境の変化や汚染にも弱いため、清流にしか棲めない魚の代表です。黒部のイワナとなると、日本中の渓流釣りや山歩きの好きな人たちの憧れにもなっているんですよ。
子どもたちがたくさんの魚にふれられるよう、多くのみなさんに協力していただいています。

岩に追い込んで獲るのが、コツですね。

みんな何匹もの魚をもって帰りました。上手に焼くと頭から尻尾までまるごと食べることができます。