立山の思い出 立山保護センター

立山保護センターは、立山の自然の様子を解説する常設の博物館です。
室堂ターミナルのバス発着所と同じフロアから入り、そのまま、室堂の登山道に抜けられるようになっています。
なかでは、模型やジオラマ、映像展示などでその日だけでは見ることのできない立山の姿を知ることができます。また、ガイドツアーも行っており、毎日、ナチュラリスト(自然解説員)が時間に合わせて案内を行っています。(個人のお客さん対象なので、どなたでも利用できます)
寒くて震えそうな室堂平からセンターに入ると少しほっとしました。ここで、しばらく勉強です。ライチョウやオコジョを目撃した人には、認定証を交付したりもしているんです。もちろん、私たちはたくさん見つけましたので、認定証をいただきました。
ときどき、霧の中に雨が混じりますが、弥陀ヶ原に降りれば、雲の下になるので、立山カルデラの見学もできそうです。
ちなみに、雲と霧の違いをご存じですか?これはどちらも同じもので、地表面に発生するものを「霧」と呼んでいます。おそらく、下から見ると立山が雲の中にあるように見えますが、立山では一面の霧のように見えています。雲の中なんですね。また、雲は基本的には全部白です。いや、黒い雲もあるだろうと思いますが、あれは、雲が厚いため、上の方の陰が下に映っているそうです。陰ができるくらいに大きく厚い雲は、雨のもとをたっぷりとためこんでいます。
室堂ターミナルを離れ、再び弥陀ヶ原に向かいます。2350メートルの天狗平から視界が晴れてきました。雲の下に回り込んだことになります。