立山の思い出 ケーブルカー

土砂降りの室堂から標高を下げると次第に雨が止んできました。
今回の雨雲は、どうやら高い場所にかかっていたようです。
美女平に予定の時刻少し前に到着、どうやら予定通りに先導者が動くらしいのですが、ここからまた雨が強くなると、それも延期になります。次第に、雨もまばらになってきたので、係員に確認すると、大丈夫とのことですっかり安心しました。

ここでアイデアが出てきました。
せっかくなので、ケーブルカーで下りよう!
なるほど、それも一策です。バスは、下に行ってしまえばいいわけで、そういうお楽しみもいいかもしれません。みんなそれぞれに切符を買ってケーブルカーに乗り込みました。
ケーブルカーが敷設されている場所は、材木坂といいます。柱状節理がごろごろしている場所です。立山火山の噴出物がここまで流れて止まったところですね。猛烈な傾斜ですが、ケーブルカーはあっという間に下りていきます。

傾いたままの独特の車両と風景に子どもたちも興奮気味でした。
立山駅のある千寿が原に到着。駅舎を抜けて、立山カルデラ砂防博物館に向かいます。予定外ですが、実際に、立山カルデラを眺めているだけに、学習はきっと効果があると思います。
これがこの旅の最後の訪問地になります。山の時間から次第に日常の流れに移りつつある時間。ちょっといとおしい感じがします。