避難訓練

東日本大震災から1年を明後日に控えて、今日、保育所と合同で避難訓練をしました。
今日の想定は、地震発生からの避難ですが、一旦学校の外に出た後、公民館へ移動する訓練を保育所と合同で行いました。実際の避難では、大きな地震の場合にもう一度校舎に戻ることなく、こうした形で二次避難場所と考えている公民館へ移動して、そこで保護者の引き取りを行う手はずになると考えています。
実際にどんな問題があるのか、子どもたちを動かしながらやってみました。
今回の訓練では、保健室に児童がいるという設定も加え、体調不良の子を公民館までの道のりの移動を行う際の問題点などを探ることにしました。

避難の途中に余震が起こります。学校内に流れる鳴動で、緊張感が高まります。

保育所の年長さんも合流して、人員の確認を終えました。
出張中という設定の校長先生と連絡をとり、二次避難場所への移動を始めます。

元々の想定では、地震による路肩の崩壊などの懸念を考えて一列と想定していましたが、一列だと相当に長くなるようです。そのため、通常の戸外での避難と同じ2列での移動としました。
約4分程度で移動と人員確認を完了しました。
校長先生からは、いつどんなことが起きるか分からないので、自分の安全を自分で守れるようしっかりと避難の仕方や大事なことを身に付けておくことや、東日本大震災の被災者のために活動した6年生や児童会などのことにもふれ、今こうしていられることの幸せも感じて、いざというときにしっかり安全な行動ができるようになっておかなくてはならないとお話がありました。
続けて、保育所長さんから、小さい子どもたちが慌てない怖がらないように避難してくれた子どもたちへの感謝やこれからもよいお手本になって欲しいという励ましと、緊急避難袋に入った非常食などを見せていただきました。実際の震災では、避難場所でみんなが励まし合うために歌を歌ったという話も紹介されました。
ひとつひとつの動きを確認して、いざというときにしっかりと備えられる防災計画に反映していきたいと考えています。