ヤゴが羽化しました

3階の水槽ビオトープに、近くの水田からつかまえてきたヤゴを放していたんですが、姿が見えないのでどうなったかなと思っていました。
今朝、水面から突き出たセリの葉にヤゴの抜け殻がありました。

窓のところにトンボがいました。今朝、羽化したようです。
実は、2匹いました。どういう理屈なのか、同じ日に同じように羽化するんですね。

こういう現象は自然にはよくあって、ぽつぽつと五月雨式に羽化したとすると、天敵に襲われやすいようなのです。一度に羽化すれば、さすがに、鳥でも全部を一度に襲うことはできないので必ず仲間を残すことができるという理屈です。
今年は山にはいると、どこでも昨秋のブナの実がたくさん残っています。食べきれないほどに実を落とすことで、残るものを増やせるという仕組みのようです。
逆に、ウグイの稚魚を飼うと個体差が大きくなって、ものすごく大きいものとあまり育たない小さいものに分かれます。気候や環境の変化には大きいものが残り、餌不足では小さいものが残ります。全滅を防ぐ自然の仕組みに驚かされます。
トンボは、おそらくサナエトンボですね。田んぼの連中も羽化できたでしょうか。