カイコのようですが

3年生が飼育しているカイコの箱にこういうのがいました。
カイコに体つきが似ているのですが、実は、カイコではありません。
これは、クワコというヤママユガの幼虫です。

カイコは飼育のための品種で、実は野生では生きられません。クワの木に元々生息していた虫を徐々に品種改良して、生糸を生産しやすいように育てていったのです。そのため、カイコは成虫のガの姿になっても飛べません。また、産み落とした卵がふ化しても、そのまま自力で成虫にはなれないのです。
家畜として飼われている牛やブタ、アヒルなどもおなじように飼いやすく品種を調整していったものです。
カイコの原種にあたるクワコをこのあたりでは「クワゴ」と呼んでいたようです。採ってきたクワの木から見つけたんですよ。少しずつ、与えたクワの葉にも慣れてきて大きくなってきました。
黄色の繭を作るということですが、本当でしょうか。
楽しみですね。