立山の思い出 天望立山荘

立山カルデラの見学から戻ると1日目の日中の日程は終了です。宿舎に入る前に、ラジオ体操をして明日に備えます。実は、登山ではこの整理体操がとても重要なんです。日ごろ使っていない場所をけっこういじめているんです。そういうところを、整理体操でほぐしておくと明日が全然違います。みなさんもお試しください。ラジオ体操第1で十分ですし、こっているところ、痛いところをなでたりさするだけでも違います。
天望立山荘は、高名な建築家吉坂隆正が設計した富山県教育委員会が所管する国民宿舎です。丸みを帯びた屋根や一見不規則にちらばった窓の様子は、モダン建築の傑作とも言われています。
中は、和室や洋室、ホールなどに加えて、学習室などもあり、山小屋というにはちょっと立派すぎるくらいの宿舎です。食事もなかなかおいしいですよ。
立山などの高山地帯では、気圧の関係で昔はお米に芯が残ったりしましたが、今は圧力釜などを上手に使っているようですね。特製カレーライスは、大きなエビフライとおかわり自由で存分に味わえました。
食事の前にはお風呂に入りましたが、これもまた大きな湯船にきれいなお湯がたっぷり張られていて本当に気持ちのいいものでした。
山でゆっくりするのは、最上の楽しみのひとつです。
食事のあとは、恒例の夜の散歩です。雨が降り始めましたが、傘を差して歩くことにしました。