図書室前のボードも歳末ムードに

2学期から登場した図書室前のお知らせボード。12月は歳末ムードに彩られています。

落語の名席「ときそば」が紹介されていますね。今年は、立川談志さんが亡くなったこともあって、いつもの年末よりもずいぶん落語を耳にする機会が増えています。「ときそば」は、師走の落語というわけではありませんが、「寒いねー」という冒頭から寒い季節の屋台そばの話だとわかります。年暮れの定番は、桂三木助立川談志の名演が知られる「芝浜」。夫婦の絶妙な思いやりを描いた人情噺です。落語は、おもしろいだけでなく、人への愛情があふれていると、今年講演していただいた三遊亭良楽さんに伺いました。落語シリーズも何冊も入っています。ご家族のみなさんにも貸し出せますので、ぜひ、お読みください。
今年度の図書室の整備は、図書室の中だけでなく、廊下にもいくつかの工夫をしました。通常は、図書室内の新刊コーナーに並べる新規入荷本を廊下に並べて立ち読み感覚と、図書室への誘因効果をねらいました。このお知らせボードも、おすすめ本の展示や情報を伝えるためのもので、廊下で足を止めた子が図書室内に興味をもってくれればと考えています。
コンビニエンスストアの本や雑誌のコーナーが外から見えるところにあるのと同じ工夫です。*1
実際、そうした効果もあるようです。
3学期には、本屋さんでよく見かける手書きの「レコメンド」(おすすめ)を作ろうと考えています。本に導かれ、本を通して、考えることや生き方に出会う。そんな図書室を目指しています。

*1:コンビニエンスストアのレイアウトやPOSシステムなどの工夫は、3年生の社会科教科書に出てきます