平熱をご存じですか?

インフルエンザの流行期に入って、富山県ではインフルエンザ警報が出されたそうです。特に、新川厚生センター管内では発生数が高く*1、流行が爆発的に広がったり、長い期間にわたって継続することが懸念されます。
うがい、手洗いの励行、マスクの着用などは効果がはっきりしています。ご家庭でもぜひ取り組みを進めてください。
本校では、それに加えて、湿度を調整しています。湿度が高いとインフルエンザウイルスが喉の奥や鼻の粘膜に付きにくいそうで、おおむね50パーセントから60パーセントの湿度が予防効果があると言われています。
教室内に湿度計を設置して、湿度の管理をしていますが、ストーブの上にお湯をかけるだけでなく、最近は、教室内でぬれタオルを干すなどで湿度の低下を防いでいます。
できることを少しでも進めて、子どもたちの健康を守りたいと思っています。
ところで、インフルエンザの特徴として、急な発熱が挙げられます。具合が悪いなと思ったら、学校でも検温できるようにしています。発熱がある場合には、とにかく早めに体を休めさせられるように対応しています。
発熱というのは、平熱から上昇したことを言います。37度を発熱の基準にみて、その程度なら「微熱」として無理をする例を聞いたことがあります。「微熱」も発熱ですし、これから上昇傾向に入るシグナルかもしれません。また、平熱が低い子どももいます。36度くらいやあるいは、それを下回る平熱ならば、仮に36度台でも1度近く発熱していることになり、体には無理がかかり始めます。
お子さんの平熱をご存じでしょうか。熱は健康状態を知るよい手がかりです。体調の良し悪しに関係なく、検温する習慣付けも、インフルエンザなどにいち早く気付いてあげるにはよい方法ですね。

*1:こういうのは、医療機関の受診の割合で算出できるそうですね